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まずはここから ドローン免許は必要?仕事での活用や申請免除の基準

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FPVドローンで陸上特殊無線技士は必要?業務と趣味の違いや開局手続き

FPVドローンを業務で利用する場合は第三級陸上特殊無線技士の資格と無線局の開局申請が必要です。趣味の飛行では第四級アマチュア無線技士が対象となり、飛行させる用途によって求められる資格や運用ルールが明確に分かれています。

資格の取得に踏み切れないと感じているなら、まずはドローンの操縦体験から始めてみませんか。最初から難しく考えずに実機を飛ばして向き不向きを確かめることで、ご自身が目指す方向性や資格の必要性を落ち着いて判断できます。

目次

FPVドローンで陸上特殊無線技士が必要になる判断基準

FPV(ファースト・パーソン・ビュー:ゴーグル等で機体視点の映像を見ながら操縦する方式)ドローンを飛行させる際、陸上特殊無線技士が必要かどうかは利用目的と使用する電波の周波数帯によって決まります。結論として、業務や商用を目的として飛行させる場合には、第三級陸上特殊無線技士以上の国家資格が必須です。ご自身がどのような用途でドローンを飛ばしたいのかを整理して、適切な資格を見極めましょう。

業務利用か趣味利用かによる資格の違い

FPVドローンを扱う際の最初の分岐点は、飛行目的が業務(営利・商用)であるか、それとも趣味(非営利)であるかという点です。映像制作の撮影、点検作業、イベントでの撮影など、報酬が発生する仕事や自社の業務として活用する場合は、必ず第三級陸上特殊無線技士以上の資格が求められます。

一方で、個人的なホビーとして飛行を楽しむ趣味利用であれば、第四級アマチュア無線技士の資格で運用できます。ここで重要なのは、アマチュア無線の資格ではいかなる業務利用も認められていないという点です。例えば、アマチュア無線で開局したドローンで撮影した動画を動画サイトで収益化したり、知人の店舗を宣伝するために無償で撮影を手伝ったりする行為も、営利目的や業務とみなされて電波法違反に問われるおそれがあります。

利用目的 必要となる資格 利用できる電波帯 収益化・業務利用
業務・商用 第三級陸上特殊無線技士以上 5.7GHz帯(産業・業務向け) 可能
趣味・ホビー 第四級アマチュア無線技士以上 5.8GHz帯(ホビー・レース向け) 不可(違反対象)

将来的にドローンを副業や仕事に活かしたいと考えている場合は、最初から第三級陸上特殊無線技士の取得を見据えて動くのが賢明な判断といえます。

使用する電波帯による区分と注意点

利用目的に加えて、機体や映像送信機(VTX)が使用する電波の周波数帯によっても必要な資格は固定されます。FPVドローンでリアルタイムに映像を伝送する電波として、主に産業・業務向けの5.7GHz帯と、ホビー・レース等で親しまれている5.8GHz帯の2種類が存在します。

産業用途の機体や業務用の高画質伝送システムでは5.7GHz帯が割り当てられており、この電波を発射するには第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要です。一方、一般的な自作FPVドローンやマイクロドローンなどで幅広く流通している5.8GHz帯はアマチュア無線用の周波数として開放されているケースが多く見られます。

使用したい機体がどの周波数帯の送信機を搭載しているかを確認し、電波法に適合した組み合わせで資格を取得しなければなりません。誤った電波帯を無資格で発射してしまうと重大な法令違反となるため、機体選びと資格の整合性には細心の注意を払いましょう。

第三級陸上特殊無線技士を取得する2つのルートと特徴

第三級陸上特殊無線技士を取得する方法には、独学で挑む国家試験受験と、講習を受ける養成課程の2つのルートがあります。どちらを選んでも取得できる資格の効力はまったく同じであるため、ご自身の学習期間や学習スタイルに合わせて選択することが可能です。

国家試験を受験して独学で取得する方法

国家試験を直接受験するルートは、市販の参考書や過去問題集を活用して自分で学習を進める方法です。試験日程に合わせて個人で申し込みを行い、指定された試験会場で筆記試験(法規および無線工学)を受験します。

独学のメリットは、講習費用をかけずに自分の都合に合わせて勉強を進められる点にあります。一方で、無線工学の基礎知識や電波法規に関する独特の言い回しを一人で理解する必要があるため、学習時間を確保しにくい方や独学に不安がある方にとっては負担が大きくなる場合もあります。試験日が決まっているため、不合格になった場合は次の試験日程まで再挑戦の機会を待たなければならない点も考慮すべき要素です。

1日で取得を目指せる養成課程講習の利用

もうひとつの選択肢が、総務大臣の認定を受けた機関で受講する養成課程講習です。この養成課程は講習と修了試験がセットになっており、わずか1日の講義を受講することで資格取得を目指せる点が最大の特徴です。

養成課程の修了率は非常に高く、合格率は約99.9%と公表されています。講義の中で試験に出題される要点が分かりやすく解説されるため、無線に関する事前知識がまったくない初学者でも安心して受講できます。国家試験の日程を待つことなく確実に資格を手に入れたい方や、仕事で急ぎ資格が必要になったビジネスパーソンにとって、養成課程はきわめて合理的な手段といえます。

資格取得のハードルが高そうに見えて踏み切れないと感じている方は、こうした確実な講習ルートがあることを知っておくだけでも心理的な負担が軽くなるはずです。なお、講習の受講日程や最新の実施要領については、各機関の公表情報をあらかじめ確認しておきましょう。

資格取得後に電波を飛ばすための無線局開局申請の流れ

第三級陸上特殊無線技士の免許証を手にしただけでは、FPVドローンの電波を発射することはできません。資格取得後に総務省へ無線局の開局申請を行い、無線局免許状の交付を受けて初めて正式に電波を出して飛行させることが可能になります。

開局申請を行って免許状を取得する重要性

無線技士の資格は操縦者が電波を扱うための人的要件にすぎず、電波を出す機体そのものにも国の認可が必要です。免許証を取得した安心感から開局手続きを怠り、そのままFPVドローンを飛行させてしまうと、無免許局の運用として電波法違反に該当してしまいます。

開局申請は、操縦者が正当な無線従事者資格を有していること、そして使用する無線設備(VTXなど)が日本の技術基準に適合していることを総務省(地方総合通信局)に審査してもらう正式な手続きです。申請書を提出してから審査を経て無線局免許状が手元に届くまでには一定の期間を要するため、飛行予定日から逆算して余裕を持って手続きを進める姿勢が欠かせません。

開局手続きでつまずかないための事前準備

開局申請で最もつまずきやすいポイントは、機体に搭載する映像送信機(VTX)の仕様確認と保証認定の手続きです。日本国内の電波法に適合していることを証明する技術基準適合証明(技適マーク)が付いていない輸入品の送信機を使用する場合は、所定の保証機関による系統図の審査と保証書の発行を受ける必要があります。

業務用の5.7GHz帯機体であれば、あらかじめ日本の電波法に適合した仕様で販売されている製品も増えていますが、送信機の型番や系統図が手元に揃っているかを事前に確認することが重要です。総務省の電子申請システムを利用すればオンラインで申請書の提出が可能となっており、書類の不備さえ防げば一人でも手続きを完結できます。

手続きの流れを把握しておけば、開局申請は決して超えられない壁ではありません。どうしても機体選びや手続きに不安が残る場合は、スクールの操縦体験などでインストラクターに実機を見せてもらいながら疑問点を相談してみるのも実践的な第一歩です。

FPVドローンと陸上特殊無線技士に関するよくある質問

FPVドローンの操縦や無線資格の取得に関して、疑問や不安を抱きやすい代表的な質問と回答をまとめました。

アマチュア無線の資格で仕事の撮影はできますか?

第四級アマチュア無線技士などのアマチュア無線資格では、いかなる業務利用も認められていません。有償の空撮業務はもちろんのこと、金銭のやり取りが発生しない会社の宣伝活動や、動画投稿サイトでの収益化を伴う飛行も業務利用とみなされ電波法違反となります。仕事や副業など少しでも利益につながる活動を視野に入れている場合は、必ず第三級陸上特殊無線技士以上の資格を取得し、業務用の開局申請を行ってください。

開局申請を忘れて飛行させた場合はどうなりますか?

第三級陸上特殊無線技士の免許証を所持していても、無線局の開局申請を行わずに電波を発射した場合は無免許での無線局開設となり、電波法違反に問われます。処罰の対象となるだけでなく、今後の業務や国家資格の取得にも悪影響を及ぼす可能性があるため、必ず手元に無線局免許状が届いたことを確認してから実機の電波を発射するようにしてください。

第三級陸上特殊無線技士の養成課程は本当に1日で修了できますか?

民間や公的団体が開催する第三級陸上特殊無線技士の養成課程講習は、1日の集中講義と修了試験によって構成されているコースが多く存在します。講習の中で試験範囲の重要ポイントが体系的に解説され、合格率は約99.9%ときわめて高い水準を誇ります。平日の受講が難しい社会人向けに土日開催のコースも用意されているため、独学に自信がない方でも短期間で確実に取得することが可能です。

FPV飛行を始める前に操作感を体験できる場はありますか?

全国のドローンスクールや講習機関では、初心者向けの無料操縦体験会や体験コースが定期的に開催されています。FPVドローンは通常のドローンと比べて操縦感覚が独特であり、いきなり機体や資格の取得を進めるよりも、まずは体験レッスンで実機に触れてみることをおすすめします。操縦の適性を体感できるだけでなく、現場の講師に無線資格の準備手順や航空法(国の空のルール)について直接質問できる貴重な機会になります。なお、ドローン関連の制度や法令に関する最新情報は、国土交通省や各登録講習機関(国の認可を受けたドローンスクール)の公表情報をご確認ください。

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